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ハンマー
ハンマー
どうも、ハンマーと申します。
3Dプリンタをはじめとする、機材での部品の製作、また外部ソース(ASCSメカ)について記事が多めです。
よろしくお願いします。



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Posted by ミリタリーブログ at

2020年06月14日

MP412 REX製作10(生産2)

MP412製作も節目の10回目の記事になってしまいました。

だいぶ、仕上がってきました!






さて前回、先行量産型を1丁製造しました。




基本的には、ほぼ材料から製造過程まで完成系だったのですが、問題がありました。


3Dプリンターで製造しているとは言え、バレルとヒンジ部の造形が実質ワンオフ状態なため改善が求められました。




造形物の接合、積層の処理、可動パーツの擦り合わせなど結構時間と手間がかかりました。



そこで、バレルとヒンジ部をナイロン造形にしました。(価格が上がりますが…)

価格と引換えに、手間はもちろん!強度と造形、複製の精度向上が見込めます。


ナイロン製のパーツが出来上がりました。




ついでにシリンダーも試しにナイロンで造形してもらいました。




シリンダーについては、自宅でABS造形でも大差ない感じでした。




仕上げとしては、ラッカーの薄め液で溶いたラッカーパテを塗り、ヤスリとペーパーで処理します。




塗装はパーカーシールとメタルパーカー及び、コンパウンド仕上げで、理想に近いものに変更しました。














これ、凄くないですか!?

パーカーシール後のコンパウンドだけでもかなり良い仕上がりになりました。


パーカーシールのみでコンパウンドだとこんな感じです。







画像だとほぼ同じしか見えないですけど、メタルパーカーを塗布すると少し青くつや消しがる感じです。







また、他の変更点としてハンマースプリングのトーションバネをパイソンの物から、同規格の汎用品を見つけたため、そちらに変更しました。






左が同規格加工品、右がマルイ純正




これにより、マルイパイソンと言う縛りはなくなり、マルイガスリボルバーシリーズのコンバージョンキットに成り上がりました。




これらの変更を最終試作機に行い、実質量産型1号機に改修しました。




初速については、シングルアクション、ダブルアクションともに45~62m/sです。

初速が45~62m/s(0.2g)と範囲が大きいのは、マルイのリボルバーの製造ロットにより違いがでるためです。


そこまで、多くの個体を持っていませんが、比較的古いロットの方が初速が高い印象です。


旧ロット、KM企画バレルで平均62m/s(最高65)

旧ロット、通常バレルで平均55m/s(最高58)

新しめロットで平均45m/s(最高50)


バレルの違いですが、もしかしたらそこまで異差はないかも知れないです。

旧ロットのバレル比較はガスタンクは別の個体で比較したのですが、旧ロットのなかでも旧ロットと旧旧ロットがある気がします。

補足(独自ロット分け)
新ロット→フルモデルチェンジから生産終了まで
特徴:シリンダーのダミー薬莢金色

旧ロット→フルモデルチェンジまで
特徴:シリンダーのダミー薬莢銀色
vパッキン非搭載

旧旧ロット→最初の生産モデル??
ガスバルブを叩くハンマーまわりが違う。

マルイパイソン中古6丁の比較より


ちょっと脱線して、マルイガスパイソンの考察になってしまいました(笑)


MP412に話を戻します。
要は結果だけを言うと、最初の設計仕様の0.25gで初速65m/s以上は満たせませんでした。

申し訳ございません。

ガスタンクの性能的に0.2g で60m/s台が限界です。

飛距離は25~30mで比較的まっすぐです。

集団率は
マルシン<MP412≦マルイ(ガスリボルバー)
って感じです。

比較はマルシンアナコンダ、マルイパイソンです。

以上が性能です。

また説明書も8割完成しました。
組立方法とパーツリストを中心とした内容にしました。


現状は以上です。

次回MP412の記事で「売りまーす」の記事が書けるようにします。


実際、量産(月産2丁)は秒読みなので、よりリアルタイム進行情報をお届けできるように、さっきTwitterアカウントつくりました。ご覧ください。

https://mobile.twitter.com/HAMMERINDUSTRI1






では、また次回


6/20追記

気になる価格の方ですが約50000円です。

クソ高けーと思う方も多くいらっしゃると思いますので内訳です。


部品名 材質 価格(端数切上げ)

外部製造パーツ(DMM)
バレル ナイロン 3000
ヒンジ部 ナイロン 3000
シリンダー ナイロン 2500
グリップ AP12 15000
ハンマー チタン 11000
トリガー チタン 5500
              小計40000

自宅製造パーツ
トリガーユニット ABS
エジェクター ABS
バレル回り ABS
自動排莢機構 ABS 小計500ぐらい

規格品
ハンマースプリング
スプリング1(×4)
スプリング2
スプリング3
スプリング4
M6六角穴付低頭ネジ
M3×45
M3×8皿ネジ(×3)
M3×8超低頭ネジ
M3×6イモネジ
組ネジ
高硬度ステンレス軸
Φ3軸
Φ4軸
2.2mmピン
3.2mmピン(×7)
パッキン        小計2000ぐらい

仕上げ用品
タミヤパテ、コンパウンド  10円分ぐらい
紙ヤスリ          40ぐらい
アセトン(ABS処理用) 50ぐらい
メタルパーカー      600
パーカーシール      600
ラッカー艶消し     200
             小計1500

※スプレーは1本で5丁分と仮定した金額。

その他
機材のメンテナンス代    50
箱代          1000
箱梱包材          1000
人件費           2000は欲しい
              小計4050


合計48,050円


よって、だいたい50000円になりそうです…

売る側の私でも高いと思う。

本当は35000~40000円で売りたいんですが、それをやったら逆鞘で、モノを売るってレベルじゃなくなるので勘弁してください。

今後の課題として、チタン製のハンマーとトリガーをどうにかしないとですね。

以上です。


  
Posted by ハンマー at 12:07Comments(5)自作MP412