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ハンマー
どうも、ハンマーと申します。
3Dプリンタをはじめとする、機材での部品の製作、また外部ソース(ASCSメカ)について記事が多めです。
よろしくお願いします。



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Posted by ミリタリーブログ at

2020年06月14日

MP412 REX製作10(生産2)

MP412製作も節目の10回目の記事になってしまいました。

だいぶ、仕上がってきました!






さて前回、先行量産型を1丁製造しました。




基本的には、ほぼ材料から製造過程まで完成系だったのですが、問題がありました。


3Dプリンターで製造しているとは言え、バレルとヒンジ部の造形が実質ワンオフ状態なため改善が求められました。




造形物の接合、積層の処理、可動パーツの擦り合わせなど結構時間と手間がかかりました。



そこで、バレルとヒンジ部をナイロン造形にしました。(価格が上がりますが…)

価格と引換えに、手間はもちろん!強度と造形、複製の精度向上が見込めます。


ナイロン製のパーツが出来上がりました。




ついでにシリンダーも試しにナイロンで造形してもらいました。




シリンダーについては、自宅でABS造形でも大差ない感じでした。




仕上げとしては、ラッカーの薄め液で溶いたラッカーパテを塗り、ヤスリとペーパーで処理します。




塗装はパーカーシールとメタルパーカー及び、コンパウンド仕上げで、理想に近いものに変更しました。














これ、凄くないですか!?

パーカーシール後のコンパウンドだけでもかなり良い仕上がりになりました。


パーカーシールのみでコンパウンドだとこんな感じです。







画像だとほぼ同じしか見えないですけど、メタルパーカーを塗布すると少し青くつや消しがる感じです。







また、他の変更点としてハンマースプリングのトーションバネをパイソンの物から、同規格の汎用品を見つけたため、そちらに変更しました。






左が同規格加工品、右がマルイ純正




これにより、マルイパイソンと言う縛りはなくなり、マルイガスリボルバーシリーズのコンバージョンキットに成り上がりました。




これらの変更を最終試作機に行い、実質量産型1号機に改修しました。




初速については、シングルアクション、ダブルアクションともに45~62m/sです。

初速が45~62m/s(0.2g)と範囲が大きいのは、マルイのリボルバーの製造ロットにより違いがでるためです。


そこまで、多くの個体を持っていませんが、比較的古いロットの方が初速が高い印象です。


旧ロット、KM企画バレルで平均62m/s(最高65)

旧ロット、通常バレルで平均55m/s(最高58)

新しめロットで平均45m/s(最高50)


バレルの違いですが、もしかしたらそこまで異差はないかも知れないです。

旧ロットのバレル比較はガスタンクは別の個体で比較したのですが、旧ロットのなかでも旧ロットと旧旧ロットがある気がします。

補足(独自ロット分け)
新ロット→フルモデルチェンジから生産終了まで
特徴:シリンダーのダミー薬莢金色

旧ロット→フルモデルチェンジまで
特徴:シリンダーのダミー薬莢銀色
vパッキン非搭載

旧旧ロット→最初の生産モデル??
ガスバルブを叩くハンマーまわりが違う。

マルイパイソン中古6丁の比較より


ちょっと脱線して、マルイガスパイソンの考察になってしまいました(笑)


MP412に話を戻します。
要は結果だけを言うと、最初の設計仕様の0.25gで初速65m/s以上は満たせませんでした。

申し訳ございません。

ガスタンクの性能的に0.2g で60m/s台が限界です。

飛距離は25~30mで比較的まっすぐです。

集団率は
マルシン<MP412≦マルイ(ガスリボルバー)
って感じです。

比較はマルシンアナコンダ、マルイパイソンです。

以上が性能です。

また説明書も8割完成しました。
組立方法とパーツリストを中心とした内容にしました。


現状は以上です。

次回MP412の記事で「売りまーす」の記事が書けるようにします。


実際、量産(月産2丁)は秒読みなので、よりリアルタイム進行情報をお届けできるように、さっきTwitterアカウントつくりました。ご覧ください。

https://mobile.twitter.com/HAMMERINDUSTRI1






では、また次回


6/20追記

気になる価格の方ですが約50000円です。

クソ高けーと思う方も多くいらっしゃると思いますので内訳です。


部品名 材質 価格(端数切上げ)

外部製造パーツ(DMM)
バレル ナイロン 3000
ヒンジ部 ナイロン 3000
シリンダー ナイロン 2500
グリップ AP12 15000
ハンマー チタン 11000
トリガー チタン 5500
              小計40000

自宅製造パーツ
トリガーユニット ABS
エジェクター ABS
バレル回り ABS
自動排莢機構 ABS 小計500ぐらい

規格品
ハンマースプリング
スプリング1(×4)
スプリング2
スプリング3
スプリング4
M6六角穴付低頭ネジ
M3×45
M3×8皿ネジ(×3)
M3×8超低頭ネジ
M3×6イモネジ
組ネジ
高硬度ステンレス軸
Φ3軸
Φ4軸
2.2mmピン
3.2mmピン(×7)
パッキン        小計2000ぐらい

仕上げ用品
タミヤパテ、コンパウンド  10円分ぐらい
紙ヤスリ          40ぐらい
アセトン(ABS処理用) 50ぐらい
メタルパーカー      600
パーカーシール      600
ラッカー艶消し     200
             小計1500

※スプレーは1本で5丁分と仮定した金額。

その他
機材のメンテナンス代    50
箱代          1000
箱梱包材          1000
人件費           2000は欲しい
              小計4050


合計48,050円


よって、だいたい50000円になりそうです…

売る側の私でも高いと思う。

本当は35000~40000円で売りたいんですが、それをやったら逆鞘で、モノを売るってレベルじゃなくなるので勘弁してください。

今後の課題として、チタン製のハンマーとトリガーをどうにかしないとですね。

以上です。


  
Posted by ハンマー at 12:07Comments(5)自作MP412

2020年04月07日

ガスガンの極地?僻地! エスコート製外部ソースAKを修理してみた

どうも、ハンマーです。

今回は、ガスブロPKMの記事で少しだけ触れた外部ソースガスガンの極地?僻地?の性能を持ったエスコート製のASCSメカのAKの修理です。








まず、このエスコート製AKはヤフオクでたまたまジャンクで出品されていたものです。

落札時の画像はないのですが、同じ見た目でロア、アッパーハンドガードがレイルのもので、チャージングハンドルがL字型でした。


フレームはイノカツ製でした。



これがエスコートのASCSメカです。
ハンドメイド感がすごいです。



このリコイルスプリングは実物を加工したものらしいです。



作動部品はこのようになっています。




(ガスピストンは自作です)

ASCS(エアシャフトコントロールシステム)とだけあって、中心のシャフトのみでブローバックと発射を行っています。


作動については、ジャンクで出品しているだけあって、ちょっとだけブローバックしてプシューとエアーの音が出て動きませんでした。あと、ガスピストンもありませんでした。

こっちが購入時のピストンがない姿です。





どうにかして、修理していきます。

まず、動作しなかった理由ですが、トリガーを引くとパーツをかえして直接バルブを押すのですが、左右にガタついていてバルブを完全に押せていなかったのが原因でした。

ASCSメカはブローバックの最中にチャンバーノズル側にエアーが流れ弾が発射されるのですが、先に始まるブローバックの振動でバルブを押すパーツがズレ、バルブの押込みが足らず、エアー不足で発射前で止まっていました。

改善策して、磨耗でバルブの押込み量が、フルとオートセミオートのトリガーバーの長さが違っていたのでプラ板を接着して調整しました。









また、左右のガタ対策として3Dプリンターでスペーサーを作り確実にバルブを押せるようにしました。









これで、作動は修理出来ました。


ここから、私の欲が出てきます。
このシステムをこのまま修理するだけではもったいないので、E&Lのフレームに搭載してかつガスピストンも自作で修理しようと。


問題はイノカツ製のフレームはいまのLCT、E&Lのフレームと違って、もっとエアガンよりの構造でした。


まず、E&Lのバレルのチャンバー部分をASCS用のチャンバーが入るように、切断します。

かつインナーバレルが入りやすいように面取りします。






これ☝️フロントサイトやガスブロックを外そうと、したんですが圧入されているので全然取れませんでした!

フレームのセレクターを組込む部分も電動用では入らないので拡張しました。


トリガーユニットはそのまま組み込めました。


続いて、ガスピストンを旋盤で作っていきます。

A5052の丸棒から削りだしていきます。












まあまあの出来ではないでしょうか??


フレームが鉄でピストンがアルミなのでブローバックの際、磨耗しそうなのでガスチューブ内にスペーサーを3Dプリンターで作りました。




それとガスピストンの根元をを塗装しました。





これで完成です。


後は、多少外装をつけて終了です。












1世代前ぐらいのカスタムAKに仕上げました。

・マグプルストック




・実のATIグリップ




・フォアグリップ



手前のレイル部を切断してマガジンよりで掴めるようにしました。


・SUREFIRE(レプリカ)



・ハイダー




使用感としてガスブロの強烈なリコイルで且つ、電動ガンの様な射撃性能がありました。さすがに集弾性は劣りますが…

あとASCS構造上、初弾が飛距離がなかったり弾ポロします。

初速は、2次圧5.5Mpaで65m/sほどです。


どうでもいいんですけど、eo-techがレプリカなのですが、強烈なリコイルで勝手に電源がよく落ちます…実物に交換ですかね。


あと、余談ですがフレームはE&Lですが、マガジンはLCTの74マガジンを使用しています。
E&Lの74純正マガジンとASCSのチャンバーとの相性が悪くマガジンがまったく装着出来ないです。AKM等のスチールマガジンは装着出来ます。







以上、ASCSメカのAKでした。いかがでしょうか?令和の世の中ですが、どれだけの人に需要があるんですかね(笑)



このシステムはDaytonagunってところで、もっとマシな製品としてキットで販売されています。気になった方は是非。

ただ、現在コロナで製造が遅れてるみたいです…

不謹慎なのですが、わたくし3月中旬にカナダドルが75円台まで下がった時にAKキットを注文しました。

  
Posted by ハンマー at 19:20Comments(0)エアガン加工

2020年01月16日

MP412 REX製作9(生産1)

久々のMP412の続きです。






前回、最終試作機が完成し、実際使ってみました。そこで得られた改良点と量産することを考慮した先行量産機を作っていきます。

まず、改良点1つ目としてシリンダーロックの形状変更です。

MP412 REX製作6にて、エジェクターの摩耗があると記していましたが、その原因はシリンダーロックが下がりきる前にシリンダーが回転し始めることでした。

トリガーの遊びが少ないので、ロックがかかっている状態でシリンダーを回転させるため、過剰な力がエジェクターに加わっていたため摩耗が早くなっていました。

そこで、ロックの信頼性は落ちますが、シリンダーロックの高さを低くしました。



なので、かなり勢い良くハンマーを起こすと、シリンダーが回転しすぎます。

ただ、通常使用では問題なく作動します。


2つ目にハンマーの形状変更です。

形状を画像上から画像下に変更しました。





(すいません。実物撮るの忘れました。)
これはハンマーをチタン製にしてから起こった問題なのですが、画像からハンマーとスプリングが接している部分が干渉しているのが分かります。


ハンマーが落ちてバルブを叩いたあとに、バルブのスプリングでハンマーを定位置に戻る仕組なのですが、上記の抵抗で定位置に戻らずダブルアクション時に次弾のハンマーが起き上がらないことが発生しました。
(エアコッキングタイプのリボルバーでのダブルアクションみたいな感じです。シリンダーは回転するがハンマーは連動してない)

そのため、ハンマーとスプリングが干渉している部分を形状変更しました。


3つ目にトリガーです。
シリンダーロックがABS製なので、磨耗するためトリガーの一部をABS製にしました。





4つ目に自動排莢機能のこのパーツです。



試作では、チタンの3Dプリンタ製でしたがコスト削減とABS製のヒンジフレームが摩耗の対策で3Dプリンタ製のABSに変更しました。


5つ目に、見た目の問題なのですがシリンダー前方の面取りを無くしました。







変更理由はもう一度、資料を見返したら無いような感じがしたからです。




そしてここで、重要事項です!
シリンダーの回転方向ですが、右回転で変更してないです。

REX製作7の記事で左回転と判明しました。

CAD上はミラーで反転させれば済むのですが、シリンダーロックの溝はやはり、中心に対して右側みたいなので、簡単な話じゃなかったです…

なので、右回転のままです!
(「そもそも動画のやつは38spacialモデルなので357モデルじゃないし」と言う解釈です)異論は認める

以上が量産型ヘの変更点です。


そして、製作した先行量産型です。





予備パーツも要れてあります。



手前側が量産型です。



塗装ですが、試作のバレルがブラックスチール+ブルースチールで、グリップが艶あり黒のラッカーです。量産型はバレルがブラックスチールのみで、グリップが同じく艶あり黒のラッカーです。

金属光沢の好みは人それぞれだと思いますが、ブルースチールを塗布すると青さがキツイ気がしました。



それと、エッジが垂れやすかったです。









この1丁は身内に流しました。

とりあえず今後、先行量産型をもう2~3丁製作し、身内にばらまく予定です。

その、フィードバックを得てからヤフオクに流そうと思います。

※(いまのところ原価が¥4.5万です。+マルイパイソン代+マルシンXカート代ですかね)


現在、販売用の箱も作ってありますし(早とちって2018年に注文してた)、説明書等製作中です。

では、また。  
タグ :MP412自作

Posted by ハンマー at 20:08Comments(3)自作MP412

2019年10月21日

A&KのPKMをガスガンに!

LMGのガスガンって魅力的ですよね。

そんな、ロマンの塊ガスブロLMG、PKMのガスブロ化の流れです。




自分の家にどんなにいじってもメカボの調子が悪い電動ガンが一匹。私の唯一の電動ガンその名はPKM。電動使えないからガスにすっかー。

実際、そんな軽い感じでガスガン化しようと思いしました。


初め、ショウエイMG42の中身ぶちこめばいいんじゃね、思いました。

そして、たまたまショウエイのMG42の中身を手に入れることが出来ました。



結果は、見ての通り…



薄々気づいてたけどね。さすがMG42デカかった。


その後、いろいろネットを漁ってたらDaytona Airsoft(デイトナ)と言う、カナダにあるメーカー?ショップ?たどり着きました。多分ショップ。

このショップすごいことに、各種電動ガンのメカボックスに対応するガスブロメカを販売しています。






VFCの416やLCTのak系、A&Kのm249、m60、m240、そしてPKM用のガスブロメカもありました!







これは買い。

ちなみに、これらはすべて外部ソース用のガスブロメカです。日本のエスコートと言うメーカーが開発したと言われている「ASCS」のガスブローバックメカです。BV式じゃないですよ

ASCSの特徴として、ガスが構造的にバレルからしか放出されないので発射音が甲高い破裂音でスゴいです(語彙力)
また、サプレッサーを付けると動作音しかしない。
あと、外部ソースなのでリコイルが強烈。

デメリットはメカがリアルではない、また基本外部ソースになる事だと思います。


今の日本ではASCSメカのモノは、ショウエイの 外部ソースガスガンやサンプロジェクトのM4、稀に中古でエスコート製が出回っています。

これで、PKMガス化が現実味を帯びて来ました。
ただ、問題があります。外部ソースの運用についてです。

で、私は外部ソースについて詳しくないのでガスPKMを持つ前に練習用にエスコート製のakを買いました。







このエスコートakは運良くヤフオクに出品されたので、意地で落札したジャンク品です。

頑張って修理しました。(これは別記事で書きます)


そして、8LのM4シャーマンタンク(貰い物)



コンプレッサ



あと、予備でサンプロのグリーンガスレギュレータとビール用ボンベが使えるようになるアダプターを揃えました。



これで、しばらく遊びました。



時は過ぎ、満を持して2019年の1月1日にDaytonagunのPKMメカを購入しました。
(当時のレートで698カナダドル=約58,000円)


元日に買ったにも関わらず、1週間ぐらいでアメリカ経由で届きました!

これが、ガスブロメカです!







基本、PKMにポン付けできます。ただ、説明書はないので感で組み付けていきます。
(もともとのメカボと同様の箇所を固定すれば大丈夫です)







チャンバーも付属の専用のモノに取り換えるだけです。もちろん可変ホップ付きです。



イモネジで固定する箇所が増えますが、電動時と同じようにバレルごと取り外せる仕様になってます。





今度はストックにエアホースを通す穴を開ける必要があります。

ここで問題が、私は木ストを付けたいのですが穴あける事を含めて樹脂ストック前提で木ストは想定されていなかった…

ここまで来れば、意地で木スト内に穴を空けました。電動ドリルを巧みに使い何とか貫通。





あともうひとつ問題が。A&KのPKMのマガジンの電動給弾だか、電源がメカボックスと共用だったため、メカボがないと電源を繋げなかった。

なので、独立して給弾できる様に電池式に改造しました。


こうして、ガスブロPKMが爆誕しました。

初速は0.25g、2次圧5.5MPaで70m/sほど。発射レートは秒間15よりはもう少しありそうな感じ。

集弾性は比較的良く、バラけるが30mのマンターゲットにはほぼ全部収まる感じです。


ちなみに8Lエアタンクに8気圧詰めて300発、グリーンガス1本で100発弱しか撃てないです。

また、エアタンクを背負うので重装備になります。


(撮影して頂いた画像)


(撮影して頂いた画像)

バックパックがある装備ならこんな感じで様になりました。



こんな感じの、PKMのガスブロ化計画でした。
ぜひ、あなたもLMGをガスガンに




(撮影して頂いた画像)


(撮影して頂いた画像)

以上です。

PS :2018年ので春頃にミリタリーショップのFOXというところで、このDaytonaメカを組み込んだPKPをショップカスタムで20万で売ってました。  
タグ :PKMガスガン

Posted by ハンマー at 22:40Comments(0)エアガン加工

2019年10月17日

KSCガスAKのフルストローク加工

今回はKSCガスAKのフルストローク加工についてです。



意外と一部で需要があったのでブログに書きます。

私はKSCのAK74M3本とAKS74U1本の計4本持っていた、山梨(KSC)AK信者なのですが、内2本をフルストローク化していました。



加工は簡単に出来ます。
用意する物は、厚さ0.5~1mm程の樹脂板と強力な両面テープか接着剤、M3のネジ又はピンの代用品のみです。樹脂板は接着できるできるモノであれば、ABS樹脂でも100均に売っているPPシートでも大丈夫です。

まず、はじめにリコイルバッファーを取り外せるようにピンを抜きます。





フルストロークで使わない時はバッファーが必要で、ピンが無いとブローバックの振動でバッファーが抜けてしまいます。そのため、ピンの代わりに固定できるようにしておきます。




次にブローバックピストンの加工です。



ボルトを引き抜きノズルの底面を良く脱脂します。



このノズル底部の窪みを樹脂板を使って埋めます。



ちなみにこの窪みは、ボルトをフレームから取り外す際にノズルがハンマーに引っ掛かる原因なので、フルストローク化するとボルトを取りやすくなります。



私は両面テープで接着しています。2年ぐらい使っていますが剥がれことはないです。

加工は以上です。これだけでフルストローク化が可能です。

もし、動作が渋い場合はボルトと接するハンマーを研磨すれば改善されると思います。



ただ、加工は自己責任でお願いします。
以上です。


(AKS74Nにしたやつ)売った
(トップカバーをリブなしにしたやつ)
(AK105にしたやつ)  
Posted by ハンマー at 20:40Comments(1)エアガン加工

2019年09月13日

MP412 REX 製作8 実銃動画

今日なんとなく、GoogleでMP412 REXってたまたま検索したら、YouTubeに実銃のMP412 REXをカチャカチャしてる動画が昨日上げられてるを発見した。




これ凄くないですか!!
MP412 REXの4inchの38spacialモデルの実物。
欲を言えばピントを銃に合わせて欲しかった。まぁ、動くところが見れたから大満足。

感想としては、グリップもめちゃくちゃテカってた。もっとつや消しの黒じゃないかなぁ思ってた。
あと、自動排莢機能はウェブリーで間違いなかった。

あと、気付いてしまった衝撃の事実。
【悲報】シリンダー左回転

右回転と考えていた理由は2つありまして、1つ目は同じ東側系のナガンリボルバーが右回転だったから。

2つ目はこの画像のシリンダー。





このようにシリンダーロックの溝が右寄りのため右回転だと考えていた。

コルトが右回転でS&Wが左回転なのですが、シリンダーロックの溝が右寄りなのはコルト系だったので右回転だと思っていました。

で、よくよく調べてみたらこの画像が出てきた。



さっきの画像の反対側と思いきや、良く細部を見てみると反転画像。いや、むしろこっちがオリジナルでさっきのが反転された画像だと思われる。

製作し始めて4年目ではじめて気づいた…

設計面ではCADのミラー機能を使えば左右反転したグリップ、機関部のパーツがすぐにできるのでいいけど、またグリップと金属パーツを注文しないとね…

今回は以上です。
ではまた  
タグ :MP412 REX自作

Posted by ハンマー at 17:23Comments(0)自作MP412

2019年09月05日

MP412 REX 製作7 番外編1 構造について

どーも。ハンマーです。今回は番外編です。



もしかしたら、リボルバーのエアガンを製作、自作しようとしている方のためにMP412 REXの構造を設計経緯、既存メーカーとの比較をしながら解説していきます。



元々、マルイパイソンのコンバージョンキットととして始め、途中からマルイ要素だけではムリだったので各メーカー、オリジナルの機構を入れてつくってきました。



まず、ブレイクオープンのロック機構です。私の個人的な考察では、本物のMP412 REXは金属ベルトの腕時計のロックのような機構をしていると考えています。出回っている、実物の画像から判断すると、グリップ部ロックの突起が左右に出ており、ロック解除の摘みを摘まむとロックが外れる構造だと思います。





この構造は再現できると思いますが、エアガンやモデルガンとして使う仕様のものは金属で製作しないと、明らかに強度が足らないです。ですが、日本国内では金属フレームの拳銃タイプのトイガンはNGです。(金色なら問題無いが)


そのため、以下のようなロック機構にしました。





このロック機構は摘みを前方にスライドすることによってロックを解除します。機構、構造的にも単純で堅実にしました。





しかし、強度と構造的な問題で、摘みのレール兼ヒンジフレームの芯となる軸を通すことにしました。





この軸はミニ四駆用の高硬度ステンレス鋼車軸です。めちゃくちゃ硬くて曲がらないです!

この軸によって、応力が加わるヒンジフレーム内の強度向上、摘みのレール、摘みのスプリングガイドの役目を果たしてくれます。



これとは別に、もうひとつロックする部分があるのですが、それは次のシリンダー関連の項目で記載します。


続いて、シリンダー関連の構造についてです。





シリンダーはリボルバーの中心と言っても過言ではないと思います。特にエアガンの場合、シリンダーを基準にバレル、シリンダー(カート)、ガス放出口の3つが上手く噛み合わないと精度、初速、ましてはそもそもの作動に影響してきます。

まずバレルに関してなのですが、各メーカーで以下の機構があります。

マルイはバレルごとスプリングでテンションをかけ、シリンダーと密着させています。
利点として、カートとバレルが密着するので精度が出やすいと思われます。欠点はチャンバーもバレルと一緒に前後に動くので可変ホップ搭載は不可能です。

クラウン、マルシンの場合バレルは固定でシリンダーを接する部分のみ可動しシリンダーに密着させる構造です。利点はバレルが固定のため、可変ホップがつけられます。欠点はバレルとは密着していないので弾道が安定しづらいです。


私は精度を重視するため、MP412 REXではマルイの形式を採用しました。そもそも、カート式のリボルバーの精度に関してはマルイがぶっちぎりですし…

カートに関しては、リアルさと言う面でマルシンの一択でした。マルイはカートが特殊ですし、クラウンはシリンダー内にバレルが必要ですし。


ガス放出ノズルは、マルイとクラウンはトリガーを引くとノズルがシリンダー側にせり出す機構をしています。マルシンは固定で、そもそもカートがノズル放出口と密着する位置でシリンダーが固定されています。

構造が単純で理想的のはマルシン形式。しかし、気密の観点から見るとマルクラ形式の方が明らかに良い。スゴく考えてました。

結果、私の結論は放出ノズルをシリンダーに押し付けるのではなく、シリンダーを放出口に押し付ければ良いのでは、と思いシリンダー全体をスプリングでテンションを駆けガス放出口に押し付けられるようにしました。



これによって、単純な構造でかつ気密をとることが出来ました!

また、この押し付けでラチェットに中心の凸をグリップ側フレームの凹に押し付け、ヒンジフレーム2つ目のロックすることが出来ました。





シリンダーの固定方法ですが、ロックの摘みにこの部分だけで押さえています。摘みを外すとすぐにシリンダーをフレームから取り外せます。



実銃のリボルバーのほとんどはこんな感じでシリンダーを一部分のみで固定しているみたいです。


自動排莢機能についてです。MP412 REX製作4にて少しは解説しましたが、もう一度説明します。

これは、ウェブリーリボルバー等で使われている機構です。

ブレイクオープンさせると、パーツが引っ掛かりエジェクターロッドを押します。





ブレイクオープンさせる角度が大きくなると、パーツ形状によりヒンジ回転軸方向に押し上げられ、引っ掛かる部分が小さくなってきます。



引っ掛かりが外れるとエジェクターロッドのスプリングによりエジェクターが元の位地に勢いよく戻ります。



ちなみに、ブレイクオープン時にパーツを押し込みながらオープンさせると自動排莢機能をキャンセルできます。

あとヒンジ中心の固定ですが、組ねじと言うものを使用しています。






続いて、ハンマートリガー機構できます。

メーカーによってバルブの叩き方が異なります。
マルイはハンマー可動範囲の1/5ほどのバルブを叩く範囲はスプリングテンションがかかっていなく、慣性で叩いていました。



スプリングがかかっている位置はここまで。



ハンマーの可動範囲はこの位置。ハンマーが落ちるとこの位置まで動きバルブを叩き、その後バルブのスプリングとガス圧に押し戻されて上の位置に戻る。


マルシンの場合は全領域でスプリングがかかっていますが、どの位置でも直接ハンマーでバルブを叩けないようになっています。トリガーを引くとハンマーと放出バルブの間にパーツが入り込み、そのパーツをかえしてバルブを叩いていました。

MP412 REXではパーツが少ないマルイ機構を採用しました。

コンバージョンキット時はマルイパイソンの内部のコピーでした。



現行タイプで、全て製作した際もマルイ機構を採用しました。

そして、現行タイプは機関部をユニット化してあります。



ユニット化した理由は、メンテナンスのしやすさと今後他のリボルバーを自作する際に流用できるようにです。

一番の理由はグリップフレームと一体だった場合、機関部の一部が壊れて使えなくなった場合、グリップフレームごと交換になってしまいます。

ちなみに、グリップフレームは左右で1万5千円です。(DMM MJF)



コンバージョンキット時代は結構ハンマーの軸部分が破損したので、フレームと機関部は別にしようと考えました。

機関部の中身です。



ハンマー形状の一部マルイを感じますが、その他は自分で設計しました。極力コイルスプリングを使用したかったので、ハンマースプリング以外は市販のコイルスプリングです。(ハンマースプリングはマルイパイソン)








このユニット外側のスプリングはハンドをエジェクター側に押し付けるものです。基本エアガン、実銃ではトリガーとキックバネでやっているものです。



最後に左右の分割で出力した3Dプリントパーツの接合方法です。

私は切削性の良さとアセトン処理ができるのでABSフィラメントを使っています。
(PLA樹脂の場合はジクロロメタンで処理できます)

バレル、ヒンジフレームの左右分割パーツ接合には同じ1.75mmフィラメントを用いて接合しています。



このように、あらかじめパーツの接合面に1.8mm程度の穴を開けておき、そこにフィラメントを突き刺し突起を作り、パーツを接合しています。







そのままでも、結構テンションがかかっていますが、全て同じABS樹脂のため、アセトンで溶かして強固に接着させています。


今回はこの辺で終わりにします。
1人でも、何か製作の参考になれば幸いです。
では、また!




  

Posted by ハンマー at 12:45Comments(2)自作MP412

2019年09月01日

MP412 REX 製作6

どーも。MP412 REXをつくってるはんまーです。




結論からいくと、最初の仕様を満たす試作機が出来ました!

順に流れを説明していきます!

まず、鋳造しようとしていたハンマー、トリガー等は金属3Dプリントで出力しました。(もちろん、
DMM)



材質はなんとチタンです…

正直、これは私の希望ではないのですが、依頼するパーツが造形でき、一番安いのがチタンでした。最初はスチールで注文したのですが、3mm以下の造形が不可との事でキャンセルされました。

ものすごく、オーバースペック…(安いと言ってもこれだけで2万弱です)。やはり鋳造しないとかな…。

ともかく、全ての金属パーツが出来上がりました!

続いて、前回始めたガスタンク計画は凍結しました。
理由は、開発意義の薄れと、コストです。
本当のガスタンク開発の目的はマルイリボルバーガスタンクのガス放出力が低く、初速が0.2g弾で55m/sしか出なかったからです。
しかし、従来のアルミからチタンハンマーの交換によるバルブ打撃力の増加と、ガスルートの気密対策を行ったら、初速が10m/s近く上がったため、ガスタンク開発の意義がほぼ消滅しました。あと、やはりマルイパイソンは流通量が多いので、数を揃える事を考えると既存の物を使用した方が良いという結論になりました。

とは、言え面白い企画なのですが裏ではガスタンク開発は進めてあります!


これで、中身は基本できたので、試製1号機をつくっていきます。

各パーツを3Dプリンターで出力していきます。積層ピッチ0.1mm、密度100%、低速設定で出力しました。



それをアセトンで接着させます。隙間が空いてしまったところには3Dプリントで作られる緑取りを挟み込みアセトンを長し込みます。





パーティングラインを仕上げて、仮組をするとこんな感じです。












ここから、パーツの表面を研磨、アセトン処理をして積層をなるべく平面にしていきます。






脱脂して塗装をします。グリップ部はキャロムのブラックスチールとつや消しクリアを塗りました。バレル、シリンダーはキャロムブラックスチールとキャロムガンブルーで塗装しました。









そして、組立。








なんだかんだ、商品ぽくなったかなw。
まぁ、まだ人様に売れるようなものかは微妙なところ。特に塗装はもっとしっくり来るやつがありそうですね。あと、製造コストが高いかな。

さらに設計的な観点から上げるとすると、シリンダーを回転させるハンドが磨耗しやすく、シリンダーの回転不良が起こるため定期的に交換が必要。3DプリンターのABSで製造しているため、今後金属化するのが好ましいが、その場、シリンダー側のラチェットも金属化しないといけないので悩みどころ。





とりあえず、試製1号機で耐久テストしてみます。

それではまた! (続きます)  

Posted by ハンマー at 20:06Comments(2)自作MP412

2019年07月27日

MP412 REX 製作5

はい、MP412 REX 製作5です。はんまーです。








前回から間が空いてしまいました。申し訳ないです。


前回、ハンマーとトリガーを削り出したのですが、正直にいってスゴい面倒だった…。トリガーで2日、ハンマーは4日 かかったし、しかも結構失敗したし…。それと、当たり前ですが、3Dプリンターで出力したものと微妙に形状が違うので、噛み合わせが合わない。


なので、鋳造したろうと、思い立ちました。まずハンマーとトリガーのマスターを作りました。



マスターが完成し、亜鉛合金のインゴット、耐火レンガ、るつぼ、高温のガスバーナーを買い、すべてが揃って、いざ鋳造!


ただ、ここから鋳造を行う場所の問題で半年ぐらい止まってます…。(自分家でやる予定なので)これがブログが書けかった理由です。

そろそろ、どうにかします…



さてさて、今回のメインはここからです。上記は何も進まなかったのですが、新たな進展があったのでブログを書きました!

時代が令和に変わった某日。どうやら、ガスタンクも自分で作れるらしいとのスゴい情報を得ました。

ガスタンクを自作できれば、流通量の多いガスブロのバルブだけ流用すれば、マルイのパイソン又、ガスタンク形状に縛られることがなくなります。(鋳造もやる予定だし)





これは1からガスタンクを造るしかナイッショーってなり、また泥沼にはまることになりました。

で、なんと試作のデータを頂くことが出来ました!

情報とデータを教えて下さったのは2018年のカスタムガンコンテストでマルティニ・ヘンリーを作り、特別賞を受賞された
Mackman’s Armory様です。ありがとうございます!

Mackman’s Armory様https://mobile.twitter.com/hurosugaanore



ひとまず、大きさは決まったので試作。
(頂いたデータとは別物)








いやーすごいグリップの構造がだいぶ簡略化されました。
で実際に出力してみました。



結果はものすごいガス漏れ…。バルブ付近は全く問題なく、結合部からのガス漏れがほとんど。
全然、パッキンが仕事としてないですね。シールテープを巻いてもダメでした。

ここから形状を変えて行きます。




一番左が初号機。二つ目はパッキンを2重したものです。三つ目からは市販のガスマグを調べたところ、どうやら面で挟み込んで気密をとっているということを発見したので、形状が変わってます。(まぁ、ガス漏れしたけど…)


一体で出力すればいいのではと思った方もいると思いますが、強度の問題でいずれ金属の鋳造又、削り出しで造る予定なので2分割でやってます。
ガスハンドガンのマガジンも同じ構造なので不可能ではないので、以後研究を続けて行きます。



最後にグリップの材質なのですが、産業用3DプリンターのMJFという物なのですが、スゴいですこれ!






エッジが垂れずに積層も目立たず、強度もある!
ただ、グリップがガスタンク開発前の旧タイプなので造り直しですね…
(MJF出力はDMMの3Dプリンター出力サービスです。)




これが現状です。
次回はガスタンク開発の続きと、できれば鋳造も進めたら…いいですね。

ではまた!  

Posted by ハンマー at 21:34Comments(1)自作MP412

2019年07月27日

MP443 Grach製作1 (作れたらいいな)

どーも、ハンマーです。


メインで作っている、MP412 REXが行き詰まっているときに、気晴らしにやりはじめた企画です。





なかなか、トイガンで出そうで出ないよねこれ。
海外ではあるみたいなのですが、日本には法律的に輸入できない品物ですね。

ただ、KSCさんがしれっと発売しそうな気はしなくもないので、エアコキを作っていこうと思います。

中身は形状が似ていそう二見えるM9にする予定です。



CADはこんな感じです。








まだ、3Dプリンターで出力していませんが、少しずつ進めて行きます。

つづく  
タグ :MP443自作

Posted by ハンマー at 21:23Comments(0)自作MP443