2018年03月25日
MP412 REXを作ってみた3
さて前回、何とかかたちにはなったMP412 REX。
しかしまだまだある不完全な設計の改良や、3DプリンタでABS樹脂を出力し有機溶剤アセトンを用いた表面処理をやっていきます。
まず、問題だったのはシリンダーの回転不良。もしくは、回転のし過ぎ。
この原因は、シリンダーをロックさせるパーツが機能していなかったためだと判明。
(ただ正直これはパーツが悪いような…。けっこうクソみたいな機構で動かしてる)
よって、擦り合わせを良くしたら解決!
とは、いかなかった。新たな問題が発覚。
それは、ゆっくりハンマーを起こした場合、シリンダーが回転しきらない…
これは、ハンドと呼ばれるシリンダーを回転させるパーツがシリンダー側のラチェットと呼ばれるパーツと噛み合って回転しているのだが、もともと、パイソンの機構を形の違うMP412 REXに組み込んだため若干シリンダーの位置とトリガー、ハンマーの位置が異なってしまった。そのため、ハンドと呼ばれるパーツがラチェットを押し上げて1/6回転させることが出来なくなっていた。(微妙に押し上げ量が足らない…)
これは…ムリ
トップブレイクの関係でグリップフレームの上部はスペースがなく、これ以上ハンドを上に可動させることはできない…
【かつかつ】
改善点:使う人間の気持ち
ここは割り切ってゆっくりシリンダーを回転させなければよい。(普通に使う分には勢いで回りきるのでまぁ大丈夫かなぁと)
これでどうにか前回よりはましになりました。
【内部機構】
トリガーとノズルパーツのついている紐、ワイヤーはトリガーと連動させてノズルが通常時引っ込んでいるようにするためです。
続いて、アセトンを用いた表面処理についてです。
まず、有機溶剤アセトンはプラスチック(ABS樹脂)部品の修復やFRPの成形に使用される薬品です。
ざっくり言うとABS樹脂を溶かせます。
この特性を生かして3Dプリンタで出力したABS樹脂の接着や積層の処理、樹脂その物を溶かして固めることができるので強度upなど、あると便利なものです。
(※同じく3Dプリンタで主流のPLA樹脂では使用できないです。)
この技術を使えば、よりキレイで強度がupしたMP412 REXを作れるので早速やっていきます!
やり方はいくつかあるのですが、接着は筆で直接塗り、積層の表面処理は密閉容器内でアセトンを自然気化させる方法で今回は行います。
とりあえず、実験
すごい溶けた
比べると一目瞭然だと思います。
これでペーパーで表面処理する手間がそこそこ省けました。
これらの技術ある程度ものにしたところで、新たに作っていきます。
脱脂して塗装
前作より、圧倒的にキレイに仕上がりました!
そして組み立て…
感無量の一言に尽きる。
ここまで来るのに、約1年。(長かった…)
見た目はもちろん、射撃性能もシングルアクションなら使えるレベルになりました。
とりあえず、しばらくサバゲなどで使ってみようと思います!
よって、MP412 REX(エアガン)を「作ってみる」ことは出来ました!
めでたし、めでたし
しかーし、数ヵ月後
うっ…じ、自動排出機能が‥ほ、欲しい…
シ…シリンダーの形がこれじゃない…
などなど、真のMP412 REXのairsoftになるべく、まだまだ続きます。
しかしまだまだある不完全な設計の改良や、3DプリンタでABS樹脂を出力し有機溶剤アセトンを用いた表面処理をやっていきます。
まず、問題だったのはシリンダーの回転不良。もしくは、回転のし過ぎ。
この原因は、シリンダーをロックさせるパーツが機能していなかったためだと判明。
(ただ正直これはパーツが悪いような…。けっこうクソみたいな機構で動かしてる)
よって、擦り合わせを良くしたら解決!
とは、いかなかった。新たな問題が発覚。
それは、ゆっくりハンマーを起こした場合、シリンダーが回転しきらない…
これは、ハンドと呼ばれるシリンダーを回転させるパーツがシリンダー側のラチェットと呼ばれるパーツと噛み合って回転しているのだが、もともと、パイソンの機構を形の違うMP412 REXに組み込んだため若干シリンダーの位置とトリガー、ハンマーの位置が異なってしまった。そのため、ハンドと呼ばれるパーツがラチェットを押し上げて1/6回転させることが出来なくなっていた。(微妙に押し上げ量が足らない…)
これは…ムリ
トップブレイクの関係でグリップフレームの上部はスペースがなく、これ以上ハンドを上に可動させることはできない…
【かつかつ】
改善点:使う人間の気持ち
ここは割り切ってゆっくりシリンダーを回転させなければよい。(普通に使う分には勢いで回りきるのでまぁ大丈夫かなぁと)
これでどうにか前回よりはましになりました。
【内部機構】
トリガーとノズルパーツのついている紐、ワイヤーはトリガーと連動させてノズルが通常時引っ込んでいるようにするためです。
続いて、アセトンを用いた表面処理についてです。
まず、有機溶剤アセトンはプラスチック(ABS樹脂)部品の修復やFRPの成形に使用される薬品です。
ざっくり言うとABS樹脂を溶かせます。
この特性を生かして3Dプリンタで出力したABS樹脂の接着や積層の処理、樹脂その物を溶かして固めることができるので強度upなど、あると便利なものです。
(※同じく3Dプリンタで主流のPLA樹脂では使用できないです。)
この技術を使えば、よりキレイで強度がupしたMP412 REXを作れるので早速やっていきます!
やり方はいくつかあるのですが、接着は筆で直接塗り、積層の表面処理は密閉容器内でアセトンを自然気化させる方法で今回は行います。
とりあえず、実験
すごい溶けた
比べると一目瞭然だと思います。
これでペーパーで表面処理する手間がそこそこ省けました。
これらの技術ある程度ものにしたところで、新たに作っていきます。
脱脂して塗装
前作より、圧倒的にキレイに仕上がりました!
そして組み立て…
感無量の一言に尽きる。
ここまで来るのに、約1年。(長かった…)
見た目はもちろん、射撃性能もシングルアクションなら使えるレベルになりました。
とりあえず、しばらくサバゲなどで使ってみようと思います!
よって、MP412 REX(エアガン)を「作ってみる」ことは出来ました!
めでたし、めでたし
しかーし、数ヵ月後
うっ…じ、自動排出機能が‥ほ、欲しい…
シ…シリンダーの形がこれじゃない…
などなど、真のMP412 REXのairsoftになるべく、まだまだ続きます。