2022年02月12日
PDI製のSVD① 構造
今日様々なエアガンメーカーからSVDのエアガンが販売されていて嬉しい限りです。
そんな中、あのPDIからSVDのエアガンが販売されていたのは、ご存知ですか?

2000年代初頭にPDIから外部ソースガスガンとして販売され、その後G&Pがリキッドチャージ式にして販売されてたSVDです。かつ、一部はノリンコの実パーツで構成されているなかなかの代物。
2000年代後半にリアルソード(初期ロット)が電動ガンを出すまで、SVDトイガンの頂点に立っていたと言っても過言ではないのですが、ネットを漁っても、PDI/G&P製のSVDの画像やレビューが少ない!
なので、ネットに画像を落しつつレビューしていこうと思います。
そして今後、そんなPDI製のSVDを使えるように、どうにかしていく回です。
この個体は今から1年半前にヤフオクで中古で購入したものです。

下部にはPDIの刻印があります。

まずは外観を見ていきましょう。
・ハイダー



アウターバレルと一体です。材質は鉄です。
・ガスブロック

これは本物ですかね?
・ハンドガード、ストック



ノリンコの香りがしますね。そもそも今から20年前のエアガンパーツにしては出来すぎています。実でしょうね。
この個体はストック底部が結構サビています。
また、外部ソース仕様のため、グリップから6mmホースが出ています。

G&P製はこのハンドガード内のガスピストンの位置にリキッドチャージ用のガスタンクがあります。
・レシーバー



アルミの切削と思われます。さすがに正規関税でノリンコ流用は無理でしょう。


他のパーツより塗装が剥がれやすいですね。
・アッパーカバー


これは鉄。ノリンコかはわからないです。
・タンジェントサイト

ノリンコでしょうね。と言う感じの荒々しく良い出来。
・ボルト




ちなみに、ガスブローバック仕様ですが、30mmぐらいしか後退しないです。また、動作も10禁の電ブロです。
・マガジン

これはノリンコ。板厚がおかしい。なおかつ、砂利の上に落としても剥がれない、黒光りする塗装。

構造は、実マガジンをぶった切って既存のエアガンマガジンを格納してあります。
そして、ここに個人的に、特筆する点があります。
これ、マルイのショットシェル型マガジンです。



近年の3Dプリンタ製作勢の方でマルイショットシェルマガジンを流用するマガジン自作を見ていて、なるほどなぁと思っていましたが、20年前にもやってるPDIは先見の明がありますね。そして、汎用性に富んだショットシェルマガジンを作ったマルイも凄い。
続いて、内部を見ていきましょう。



ASCS系と近しいものを感じます。
上部の真鍮棒を回して外します。

そして、セレクターを垂直方向に合わせて引き抜くとトリガーユニットを取り外せます。



グリップ部の蓋を取り、内部のネジを外すとストックが取れます。



レシーバー後方のグリップ付近の小さいネジを外すと、エアスイッチ、ピストン等が取れます。



ここでボルトも外せます。

このイモネジを緩めるとチャンバー類を取り外せます。

チャンバーの構成




固定ホップが搭載されています。


バレルです。


680mmもありますね。
最後に実射性能についてです。
当該個体は購入時、初速は0.25で40m/sぐらいで飛距離25〜30mでした(2次圧5.5MPa)。ただし、弾道は右翼。めちゃくちゃ右に飛んでった。また、2発に1回はピストンが最後まで後退せずに止まる事がしばしば。
明らかに気密不良。
まず各所をシールテープで気密。
さらに調べていくと。ピストンから漏れてる事が判明します。

このOリング、シリンダー内径12.0mmに対して、摩耗で11.5mmになっていました。また、メチャクチャ硬化してる。
類似品の内径8mm径2mmのOリングに交換。
すると、動作が復活。初速も60m/s台になりました。
が弾道が安定せず、0.28を使っても、急上昇や強烈な左右のカーブが3発中1回ぐらい発生します。
以上のように、まだ物足りないところがある気がします。
しかしながら、その圧倒的外観、そしてシンプルな発射ユニット(ちゃんといじれば化ける可能性を秘めている)のためポテンシャルは高いと思いこんでいます。
なので、今後、どうにかしてもっと使えるようにしていきたいです。
つづく。
そんな中、あのPDIからSVDのエアガンが販売されていたのは、ご存知ですか?

2000年代初頭にPDIから外部ソースガスガンとして販売され、その後G&Pがリキッドチャージ式にして販売されてたSVDです。かつ、一部はノリンコの実パーツで構成されているなかなかの代物。
2000年代後半にリアルソード(初期ロット)が電動ガンを出すまで、SVDトイガンの頂点に立っていたと言っても過言ではないのですが、ネットを漁っても、PDI/G&P製のSVDの画像やレビューが少ない!
なので、ネットに画像を落しつつレビューしていこうと思います。
そして今後、そんなPDI製のSVDを使えるように、どうにかしていく回です。
この個体は今から1年半前にヤフオクで中古で購入したものです。

下部にはPDIの刻印があります。

まずは外観を見ていきましょう。
・ハイダー



アウターバレルと一体です。材質は鉄です。
・ガスブロック

これは本物ですかね?
・ハンドガード、ストック



ノリンコの香りがしますね。そもそも今から20年前のエアガンパーツにしては出来すぎています。実でしょうね。
この個体はストック底部が結構サビています。
また、外部ソース仕様のため、グリップから6mmホースが出ています。

G&P製はこのハンドガード内のガスピストンの位置にリキッドチャージ用のガスタンクがあります。
・レシーバー



アルミの切削と思われます。さすがに正規関税でノリンコ流用は無理でしょう。


他のパーツより塗装が剥がれやすいですね。
・アッパーカバー


これは鉄。ノリンコかはわからないです。
・タンジェントサイト

ノリンコでしょうね。と言う感じの荒々しく良い出来。
・ボルト




ちなみに、ガスブローバック仕様ですが、30mmぐらいしか後退しないです。また、動作も10禁の電ブロです。
・マガジン

これはノリンコ。板厚がおかしい。なおかつ、砂利の上に落としても剥がれない、黒光りする塗装。

構造は、実マガジンをぶった切って既存のエアガンマガジンを格納してあります。
そして、ここに個人的に、特筆する点があります。
これ、マルイのショットシェル型マガジンです。



近年の3Dプリンタ製作勢の方でマルイショットシェルマガジンを流用するマガジン自作を見ていて、なるほどなぁと思っていましたが、20年前にもやってるPDIは先見の明がありますね。そして、汎用性に富んだショットシェルマガジンを作ったマルイも凄い。
続いて、内部を見ていきましょう。



ASCS系と近しいものを感じます。
上部の真鍮棒を回して外します。

そして、セレクターを垂直方向に合わせて引き抜くとトリガーユニットを取り外せます。



グリップ部の蓋を取り、内部のネジを外すとストックが取れます。



レシーバー後方のグリップ付近の小さいネジを外すと、エアスイッチ、ピストン等が取れます。



ここでボルトも外せます。

このイモネジを緩めるとチャンバー類を取り外せます。

チャンバーの構成




固定ホップが搭載されています。


バレルです。


680mmもありますね。
最後に実射性能についてです。
当該個体は購入時、初速は0.25で40m/sぐらいで飛距離25〜30mでした(2次圧5.5MPa)。ただし、弾道は右翼。めちゃくちゃ右に飛んでった。また、2発に1回はピストンが最後まで後退せずに止まる事がしばしば。
明らかに気密不良。
まず各所をシールテープで気密。
さらに調べていくと。ピストンから漏れてる事が判明します。

このOリング、シリンダー内径12.0mmに対して、摩耗で11.5mmになっていました。また、メチャクチャ硬化してる。
類似品の内径8mm径2mmのOリングに交換。
すると、動作が復活。初速も60m/s台になりました。
が弾道が安定せず、0.28を使っても、急上昇や強烈な左右のカーブが3発中1回ぐらい発生します。
以上のように、まだ物足りないところがある気がします。
しかしながら、その圧倒的外観、そしてシンプルな発射ユニット(ちゃんといじれば化ける可能性を秘めている)のためポテンシャルは高いと思いこんでいます。
なので、今後、どうにかしてもっと使えるようにしていきたいです。
つづく。